相続・遺言の手続きを行政書士に依頼するメリットは何か【4つの理由】
相続・遺言手続きには、色んな細かい手続きが含まれています。このような手続きは相続人本人が行うことも可能ですが、手続きにかかる費用や時間、必要な書類の選択など手間を考えると、専門家に任せた方がスマートに進めることができます。
今回は相続・遺言の手続きを行政書士に頼むメリットを説明させていただきます。
なぜ専門家に依頼するべきか
このタイトルの主な理由は、相続人の負担を大きく減らすことができるからです。自分の大切な人を亡くしたばかりの人にとって、相続手続きは非常に大きな負担になります。手続きが多いだけでなく、準備しなければならない書類や作成しなければならない書面など、想像以上に時間を取られてしまいます。
また、書面の作成は専門の知識が必要で、ある単語がだけで提出が認められない場合もあります。また、公的機関の手続きであれば、何度もその場所に足を運ぶ必要もあり、仕事で忙しい人にとってはこのような時間を作ることは不可能でしょう。
専門家に依頼することで、これらの時間や手間を省くことができるので、相続人の人たちの負担を大きく減らすことができます。
身近な町の専門家「行政書士」
弁護士、司法書士、税理士など行政書士以外にも専門家がいます。ただ、一般的な相続問題であれば、行政書士の人にも相談することをオススメします。これは、①行政書士は身近に存在すること、②親身な方が多く、不安や困り感を聞いてくれる人が多い、③対応できる業務が幅広いこと、④値段が他の専門家と比べてリーズナブルな場合があることが挙げられます。
行政書士の業務範囲は次のようなものがあります。
- 相続財産の調査
- 相続人の調査
- 遺産分割協議書の作成
- 遺言書の作成
- 銀行口座の解約
- 証券の名義変更
- 自動車の名義変更
このように幅広い業種に対応することができます。一般的に行政書士が対応できる業務範囲は1万以上種類とも呼ばれており、相続全般の相談に対応することができます。相続の全体像がわからない場合、行政書士に相談することで、相続のゴールが見えてくるかと思います。ゴールが見えれば、そのゴールに向かって進んでいけばいいので、心理的な負担はだいぶ減ると思います。
ただ、相続人の間で相続財産の争いがある場合には弁護士、不動産を持っていたり、相続放棄をする場合には司法書士、相続税の申告をする場合には税理士に依頼する必要があります。
専門家 | 業務内容 |
---|---|
弁護士 | 相続で揉め事が起きている |
司法書士 | 不動産がある、相続の放棄など |
税理士 | 相続税の申告 |
行政書士 | 上記以外のケース全て |
どのような行政書士を選ぶべきか
・他事業と連携していること
・料金体系が明確であること
・20代や30代など比較的若い行政書士であること
この3つにはさまざまな理由がありますが、一度話してみて、信頼できそうな人にご依頼するのが一番ベストかと思います。相続手続きは基本的に3ヶ月ほどの時間がかかります。短い期間だとは思いますが、自分の相性と合わない人と3ヶ月間も定期的な連絡を取り合うのは苦痛かと思います。自分と相性が合いそうな行政書士の人にご依頼するのがベストかと思います。